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◆医療保険のニーズ
医療保険とは、病気・けがなどによる入院・通院・手術などの健康上リスクに対する金銭的な負担を補助するための保険です。
生活水準の向上、医療の高度化によって、平均寿命が伸びています。
平均寿命が伸びる=長生きするリスクの一つとして、医療費の負担が上げられます。
健康に不安の少ない20代から30代の頃と比べると、50代から60代、それ以上となるとどうしても健康上の不安が多くなってきます。
ですが、そんな年代になってくると、ライフステージ的には、老後に備えて生活資金を蓄えたり、年金収入に頼っていたりと、医療費の高額な負担は、家計を圧迫する大きなリスクとなります。
「人生において負担する医療費の90%は、最後の10年間に発生している」とも言われます。
また、発生のリスクそのものは少ないものの、発生した場合のダメージの大きいのが、「若い時代の長期入院」です。仕事も長期間休まなければならない状態で、入院が数ヶ月続くような状態になると、健康保険があるといっても、家計へのダメージは相当なものになります。
ですから、「高齢時代の頻度の高い医療費負担」と「若い時代の負担額の大きい医療費」に備えるというのが医療保険のニーズと考えられると思います。
◆医療保険とガン保険
医療保険とよく似たポジションで考えられるのが「ガン保険」です。実際、医療保険とガン保険をごちゃまぜに理解している方が多いようです。
安心の一生涯保障!一生涯上がらない保険料!でおなじみのアフラック などの保険のコマーシャルが目立ちすぎていることも要因の一つかもしれませんが、医療保険とガン保険は違う保険ですので、正しく理解して自分のリスクに合う保険を選択する必要があります。
医療保険は、広く一般の病気による入院・通院・手術のリスクのための保険ですが、ガン保険は、ガンによる入院・通院・手術のリスクのための保険です。
「(家系的要因など)ガンのリスクの高い人」、「ガンに対する危機感の高い人」、「医療保険の補完としてガン保険を検討する人」意外は、まず医療保険への加入を検討する方がよいと思います。
◆単独の医療保険か?医療特約を付けるか?
医療保険への加入は、契約の方法により大きく二つの方法があります。
それは、「単独の医療保険」と、「定期付終身保険などに付加できる医療特約」です。
これまでは、「定期付終身保険に医療特約を付加」してきた方が多かったと思います。(実際、昔は単独の医療保険はありませんでしたから。)
この場合、主契約である「終身保険」にくっつく特約ですので、改めて契約する必要がありません。配偶者の医療特約もつけることができたりするので便利は便利でしょう。
しかし、落とし穴があることも理解が必要です。
医療特約は、あくまでも特約です。ということは、主契約が終了した時点で、特約も終了ということです。
たとえば、定期保険に医療特約をつけた場合、その(10年とか20年)の保険期間が終了したら、医療特約もなくなってしまいます。
また、定期付終身保険でも、保険料負担が大きく、その保険を解約してしまったら、当然医療特約もなくなってしまいます。主契約を解約し、医療特約だけを残すことはできません。
そのときに健康であればまだしも、病気療養中であれば、新しく医療保険に加入することも困難です。
ついでに、配偶者の医療特約についても注意が必要です。たとえば定期付終身保険の主契約の契約者であるご主人が亡くなった場合、死亡保険金が払われて、原則契約が終了します。
奥さんの医療特約も終了しますから、医療保障がなくなってしまうわけです。
このようなことも理解した上で、「単独の医療保険」に加入するか、「主契約の保険に医療特約を付加する」か検討しましょう。
私の見解としては、「単独の医療保険」に加入しておいた方がよいと思います。
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